
前回は、代謝が高まるのは冬です。というお話をしました。
体脂肪が増えると体の中にどういうことが起こるのかをご説明いたします。
体脂肪は、おおまかに皮下脂肪と内臓脂肪に分けられます。
皮下脂肪はつきにくくて取れにくい。
内臓脂肪はつきやすくてとれやすい。
といわれています。つまりエネルギーに使われやすい脂肪は内臓脂肪です。
この内臓脂肪が体内で増えていくとアディポサイトカインという悪玉物質が出て、善玉物質は分泌が弱くなります。
・インスリンの働きを悪くする→レジスチン、TNF-α
・血圧を上げる→アンデオテンシノーゲン
・血栓を作りやすくする→PAI-1(パイワン)
・中性脂肪を上げる→遊離脂肪酸(FFA)
こういう物質が分泌されてしまい、高血圧、高血糖、高脂血症を誘発してしまいます。更には動脈硬化など危険な病気につながっていきます。
つまり内臓脂肪が必要以上に増えてしまうと誰でもこういう状態になりやすくなっていきます。(恐ろしいですね…)
しかし、内臓脂肪は取れやすい性質ですので、食事内容、食事量、運動などをすることにより落としていけば自然と改善してくるということになります。
dietは健康になるための手段です。
目的は体脂肪を落とすことにより、体を健康な状態にすることです。
次回は標準体重や体脂肪率などについてお話させていただきます。
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