
いよいよ本格的な夏のはじまりですね。
ビールが美味しい季節ですが、飲みすぎには十分注意が必要です。
お酒と関りが深い臓器は『肝臓』ですね。
日頃からお酒をたくさん飲まれる方は注意してくださいね。
では、血液検査で肝臓の数値はAST、ALT、γ-GTP、中性脂肪(TG)になります。
AST、ALTは肝臓に含まれている酵素のことになります。これらが血液中に多くなるということは肝臓の細胞が壊れてもれてきているということになります。
ASTは筋肉にも含まれているため、激しい運動時や若い人などはALTより若干高くなりがちです。AST<ALTの場合は肝機能に注意が必要です。
次にγ-GTPはお酒や胆道の働きに関係があります。お酒をよく飲む人や、お酒は飲まないけど甘いものをよく食べる人などが上がりやすい数値です。
中性脂肪はお酒を飲むと上がる性質があります。甘いものもしかりです。中性脂肪が多くなり過ぎると肝臓に脂肪がつく脂肪肝になります。脂肪肝になると肝炎を起こしやすくなりますので、暴飲暴食には十分気をつけて下さい。
肝臓が炎症を起こして、細胞が壊れる→再生→壊れる→再生をくり返していると肝臓の繊維が硬くなる肝硬変になります。
肝臓が硬くなってくると「血小板」が下がってきます。
肝硬変の進行度は「FIB-4インデックス」で計算することができます。
日本肝臓学会のホームページで血液検査の数値などを入力すると簡単にわかりますので、気になる方はのぞいてみて下さいね。
まとめ
肝臓にかかわる検査項目は、「AST」「ALT」「γ-GTP」「中性脂肪」「血小板」 肝硬変のリスクは「FIB-4インデックス」です。
美味しいものはついつい食べ過ぎてしまいますよね。
食べ過ぎ飲み過ぎには十分注意して夏を満喫しましょう。
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