
1年を通して食中毒が一番多い月は10月です。湿度が高く暑い6~8月くらいが多いと思いがちですが、一番注意すべきは10月。
予防の基本は、「手洗い」をこまめにきちんとすることです。手を介した2次汚染をしないように。
なぜ10月に多くなるかと言えば、いくつかの理由があります。
まずは、気温や気圧の高低差による免疫低下。
次に、少し涼しくなったことにより、保冷剤を使わなくなったり温度管理が緩くなること。菌が増えやすい温度は10℃~60℃です。
さらに、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イカなどに寄生しするアニサキスによる旬の食べ物が原因になる場合。
アニサキスは加熱なら70℃で瞬時に、60℃では1分くらい、冷凍の場合はー20℃以下で24時間(家庭用の冷凍庫は48時間以上がおすすめ)で死滅すると言われています。スーパーでは解凍の表示のあるものが安心です。
また、キノコ狩りでとったキノコ。市販のキノコでも食べすぎや、加熱が不十分だと食中毒を起こすことがあるので注意しましょう。
秋は、夏の暑さを乗り越えた疲れが知らず知らずのうちにたまり、体の免疫力も低下しがちで食中毒を起こしやすい状態になっています。
腸内環境が悪いと菌が増殖しやすいので、酵素飲料や発酵食品、整腸剤などで腸内環境を整えて食中毒や感染予防をしておきましょう。
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