冬に増えやすいオシッコのトラブル

日中は気温が上がるとまだまだ暑いですが、朝夕はずいぶんと過ごしやすくなってきましたね。

寒くなってくると起こりやすいのが尿のトラブルです。頻尿、尿漏れ、夜間尿、勢いがない、テストなどで緊張すると何度も行きたくなるなど症状は様々です。

漢方では泌尿器は「腎」に関係すると言われています。腎とは腎臓という意味も含みますが、生殖器系・ホルモン系・免疫系など人が元気でいるための源のようなものと言われています。

温める力が弱いのを腎陽虚、冷やす力が無くなるのを腎陰虚といったりします。腎を補うお薬を補腎薬(ほじんやく)といい、鹿茸・亀板などがあります。

老化に伴う尿トラブルで有名な漢方薬は「八味地黄丸」だと思います。これを飲んでいまいち効果が出ない方は他にも改善のポイントがある可能性があります。

若い方の頻尿は過緊張などの心因性の部分が考えられます。膀胱壁の緊張により尿意をもよおしやすくなっていますのでそういうところを改善する漢方薬を。

冷えや、座っている時間が多いために血流障害が起き機能低下している場合は温めて血流を改善する漢方薬。骨盤底筋のゆるみがあれば升提作用のある漢方薬などそれぞれのウィークポイントを一緒に改善することにより症状の軽快を目指していきます。

もちろん、冷たい飲み物・食べ物を控え温かい飲み物をのむ。ゆっくり湯船につかる。軽い運動をする、アルコールを控える、塩分を摂り過ぎないなど生活習慣を整えることも大切です。

お困りの方はぜひご相談ください。

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